アスベスト測定には下記2種類があります。
※クリックでそれぞれの項目へジャンプします。
試料採取 | 作業環境、大気環境などの測定の目的に応じて、吸引流量及び吸引時間を設定し、フィルター(濾紙)を装着した吸入口を測定点(敷地境界等)に配置し、高さ50~150cm位置に固定し、定流量ポンプで吸引して空気中に浮遊する繊維状粒子を採取(捕集)する。 |
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測定条件 | ※別表を参照 |
分析標本作成 | 試料を捕集したフィルター(濾紙)を取り出し、アセトン蒸気でフィルターを透明化する。 |
繊維状粒子の計数 | 位相差顕微鏡にて標本中の繊維状粒子(長さ5μm以上、幅[直径]3μm未満で、アスペクト比3以上)の数を計数する。 |
繊維濃度の算出 | 計測した繊維状粒子および試料の吸引量(流量×時間)からアスベスト繊維数濃度を算出し記録する。 |
定量下限値 | 下記、判定基準に準じる。 |
判定基準 | 摘要法規 |
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10本/ℓ 以下 | (大気汚染防止法 施行規則第16条の2)敷地境界線における大気中の石綿濃度の許容濃度 |
0.15本/cm3 (150本/ℓ)以下 |
(労働安全衛生法第65号) 作業環境管理濃度 |
採取機器(ポンプ等) | オクトサイエンス製 AL-210T |
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採取機器(ろ紙等) | ADVANTEC製 メンブランフィルター47mm・25mm |
位相差顕微鏡 | Nikon製 80iTP-DPH |
※注1 現場から試料採取する場合は、現状を乱さないように、鋭利なカッター等を用いて行い、採取箇所を湿らせて行う等、アスベスト粉塵が飛散しなように留意する。
※注2 吹付け材については、現場での作業により不均一になっている可能性が高いため、採取場所に留意する。
※注3 試料採取には使い捨て手袋等を使用し、採取した試料については、清浄なチャック付きのプラスチック袋またはフタ付き容器に入れて密封する。 あわせて(採取日・建物名・採取場所・備考)等を容器に記録する
●位相差顕微鏡:ニコン社製 80iTP-DPH
●X線回折装置:島津製作所社製 XRD-6100
●IS A1481-2:2016「建材製品中のアスベスト含有率測定方法-第2部:試料採取及びアスベスト含有の有無を判別するための定性分析方法」に準拠
●IS A1481-3:2014「建材製品中のアスベスト含有率測定方法-第3部:アスベスト含有率のX線回折定量分 方法」に準拠
室内の試料採取の工程をデジタルカメラ(200万画素クラス以上)を用いて撮影し、測定結果報告書に添付して提出する。
1) 検体の採取に際して、各単位作業場に立入る場合は各作業場の入室規定(保護具・安全帽着用等)を守り、十分注意して作業を行なう
2) 試料採取後の作業は、社内安全管理に基づき的確な作業を行なう。
3) 車両駐停車および作業現場付近の道路通行の際には、定められた通行速度を守り、近隣の住居や他の車両の通行に支障のないよう心がける。
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