シックハウス測定SICK HOUSE MEASUREMENT

SICK HOUSE MEASUREMENTシックハウス測定

シックハウス測定には下記2種類があります。
※クリックでそれぞれの項目へジャンプします。

アクティブ採取方式(標準法)

アクティブ採取方式とは?

アクティブ法は、図1に示すように、吸引ポンプを用いて室内の一定量の空気を吸引し、吸引入り口に取り付けた捕集管で採集するものです。
捕集に当たっては、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、及びアセトアルデヒド)はDNPHサンプラー、VOC類(トルエン、スチレン、キシレン、エチ ルベンゼン、パラジクロロベンゼン等は吸着剤を充填した捕集管をそれぞれ用います。
DNPHサンプラーは再使用が出来ませんが、VOCの捕集管は専用機器を用いて、「から焼き」をすることによって、何度も再使用が出来ます。
具体的な測定は、表1に手順に基づいて行なう事が標準となっています。
午後2~3時の間に測定を実施するのは、この時間帯でのVOCの放散が最も高くなることによるものです。ですから、アクティブ法は、室内のVOCが最大となる場合の量を評価することになります。

測定フロー例

時刻 工程内容
8:30 室内換気を行なう。(戸、窓、扉をすべて開放する)
9:00 室内の換気を完了する。
9:00~14:00 室内空気環境の維持し(戸、窓、扉等を締め切り、5時間維持する)、その間の13:30頃から測定の準備を開始する。
14:00 測定を開始する。(30分程度の測定を2回実施する)。
15:00 測定を終了する。

アクティブ採取方式のメリットとデメリット

アクティブ採取方式は、厚生労働省が定めた「室内空気測定のガイドライン」において、標準的な方法として選定されています。

  • ●VOCの濃度は、空気の単位体積1m3当たりVOCの体積(m 3)、あるいは重さ(g)で表されます。 従って、正確に一定流量の室内の空気の吸引が可能であるアクティブ法は、測定された結果に対する信頼性が高いです。
  • ●専用機器を用いて行う測定方法の為、専門者(シックハウス診断士等)が行なうことが原則であることから、測定精度の信頼性が高い。
  • ●VOCの放散が最も活発に行なわれると考えられる午後2~3時の時間帯で測定が行なわれるために、人体に影響を与えるVOCの最大濃度の測定が可能となる。
  • ●測定は専門者(シックハウス診断士等)が行う為に、測定が有料で、かつ吸引ポンプ等の測定機器が必要であることから、測定費用が高くなる欠点を有する。

内容

測定項目
  • ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド
  • トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレン・パラジクロロベンゼン

測定方法及び分析機器

判定基準

が測定における測定対象化学物質

測定フロー例

前日17:30~18:00
御社にて実施願います
①測定対象居室の窓・および外部に面する扉(玄関扉)開放し、約30分間室内空気の通気・換気を行う。
前日18:00~当日10:00
御社にて実施願います
②窓・外部に面する扉のみを閉鎖し、室内の備付品・建具の扉は開放を継続した状態で、測定居室を5時間以上密閉
(この間についても測定室内・測定付近での入室・作業等は控えてください)
10:00~ ③ 室内密閉状態を保ったまま、 エアーサンプリングポンプを居室の中央付近の高さ120~150cmの位置に30分間固定することにより室内空気中のを化学物質を採取(捕集)。同時に測定居室の温度と相対湿度測定を実施。

分析フロー

パッシブ採取方式(蒸気拡散方式)

パッシブ採取方式とは?

パッシブ法は、VOCを捕獲する専用のサンプラーを図2に示すように、室内に吊るして、測定するものです。
具体的には、図3に示すように、 アルデヒド捕集管とVOC捕集管を測定する室内に取り付けて行います。
アクティブ法とパッシブ法の最大の違いは、アクティブ法では30分、 パッシブ法では24時間なる測定時間が大幅に異なることです。
その結果、アクティブ法ではVOCの最大濃度、パッシブ法では平均的濃度の測定となります。

パッシブ採取方式のメリットとデメリット

パッシブ法は、「日本住宅性能表示基準」、及び「評価方法基準」に定められているもので、厚生労働省が定めた「室内空気測定のガイドライン」に おいて、標準的な方法として選定されているものではありませんが、アクティブ法の代替法として認めらています。

  • ●サンプラーは室内に吊るす形で取り付け、24時間後回収すれば良い事から、自主測定が出来るために、測定費用が安価で済む。
  • ●特別な測定機器の設置が不要である為に、住宅内の複数個所の同時測定が出来る。
  • ●定されたVOCの濃度は、24時間当たりの平均値であり、最大濃度の測定が出来ない。そのために測定されたVOC濃度は、アクティブ法に較べて一般的に低くなる。

内容

測定項目
  • ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド
  • トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレン・パラジクロロベンゼン

測定方法及び分析機器

判定基準

が測定における測定対象化学物質

  • ホルムアルデヒド : 0.08ppm (100μg/m3)
  • アセトアルデヒド: 0.03ppm (48μg/m3)
  • トルエン : 0.07ppm(260μg/㎥)
  • キシレン : 0.20ppm (870μg/m3) ※2019年1月17日より0.05ppm(200μg/㎥)に改定
  • エチルベンゼン : 0.88ppm (3800μg/m3)
  • スチレン : 0.05ppm (220μg/m3)
  • パラジクロロベンゼン : 0.04ppm (240μg/m3)

測定フロー例

前日17:30~18:00
御社にて実施願います
①測定対象居室の窓・および外部に面する扉(玄関扉)開放し、約30分間室内空気の通気・換気を行う。
前日18:00~当日10:00
御社にて実施願います
②窓・外部に面する扉のみを閉鎖し、室内の備付品・建具の扉は開放を継続した状態で、測定居室を5時間以上密閉
(この間についても測定室内・測定付近での入室・作業等は控えてください)
10:00~翌日10:00
または10:00~18:00
③ 室内密閉状態(①)を保ったまま、パッシブ捕集器を居室の中央付近の高さ120~150㎝の位置に8~24時間固定することにより、 室内空気中の化学物質を採取(捕集)。同時に測定居室の温度と相対湿度測定を実施

分析フロー

WORKS主な測定実績

滋賀県

  • 和邇保育園新築園舎増築整備工事
  • 株式会社滋賀銀行(仮称)守山支店新築工事
  • 滋賀大学(石山)自然科学棟改修工事(Ⅰ期)
  • (仮称)おうみ第2作業所新築工事
  • HOPPA湖南水戸 新築工事
  • 日本共産党滋賀県委員会ビル新築工事

京都府

  • 京都府立大学プレハブ建物整備工事
  • 和束保育園耐震補強及び大規模改修工事
  • 介護老人保健施設やましろ4階改修工事
  • 京都市立紫野小学校整備工事ただし,北校舎等長寿命化事業建築その他改修工事
  • 京都テルサ テルサホール特定天井対策工事
  • (仮称)第二みやび新築工事

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