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「みなし工事」とは、何を“みなす”のか?

2025.05.12

2023年10月から有資格者によるアスベストの事前調査が義務付けられました。
それに伴い工事の内容によって、「みなし工事」で進める場合があります。
では、この「みなし工事」と一体どういった工事を指すのでしょうか?
「みなし工事」とは石綿障害予防規則(石綿則)や大気汚染防止法上の制度で、
アスベスト含有建材を扱う工事の内、飛散のリスクが極めて低いものに対して
作業届等の一部の手続きを簡略化した工事を意味します。

また、調査をせずに工事を進めるリスクについて、以下の例をまとめました。
  〇みなしで手続きを省略 → 工事中に粉じん発生 → 調査した結果アスベスト含有が判明 → 届出違反・行政指導
  〇近隣から苦情 → 「アスベスト調査報告書の提示」を求められる → 報告書がない(調査していない) → 企業としての信頼損失
  〇元請や発注者に報告をしない(未調査で出来ない) → 損害賠償や再施工の発生
「これは小規模だから」や「軽微な作業だから」と言う理由で調査を省略して良いというルールはありません。
今の時代「調査しない」という考えや行動そのものがリスク・不正に繋がります。

正しい「みなし工事」のフロー以下の通りです
  ①まず事前調査(設計資料等の確認・分析)を行う
  ②アスベストが含まれていることを確認・記録する
  ③作業内容が飛散を伴わない場合のみ“みなし工事”として処理
  ④証明書類を保管し、監督署や自治体に根拠を提示できるようにする

アスベストは目に見えないからこそ、意識的に見える化をする必要があります。

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